ワラーチ参号機を作成しました。
1)ソール
先ずは型紙を作り、その紙を元にビブラム・ソールに書きました。
今まで、この型紙を作らず直接足を乗せてマジックで書いていました。その結果左右がかなり違う、デコボコな形状になっていました。
紙の上に足を乗せ、鉛筆を垂直に立てて書くようにしました。初号機の時はできるだけソール面積を抑えたほうが軽くなるかと思い、鉛筆を足の裏にまで突っ込んで書きました。結果確かに小さく軽くなったのですが、やはり足に小さなキズが付きやすい。そこで鉛筆の半径分余裕を与える意味で、この「垂直」をルールにしてみました。
無駄に思えるプロセスも実は意味があるわけで、いい加減に捉えてすっ飛ばすとやはり雑な結果を迎えるという話ですね。まあ、そんな失敗も経験でカバーって事にしておきます。
写真では分かりにくいかもしれませんが、実は今回のビブラム・ソールは茶色です。
単なる注文ミスですが、意外とこれも悪くないと思っています。
↑確かに「茶」と書いてある
材質やグリップ力などに関しては同じ様です。この文字部分をできるだけ足の裏センターにしてあげたいとなんとなく思ってしまいます。
2)穴あけ
穴の位置も型紙で確認して左右対称になるようにしました。インパクトドライバーのプラスドライバーで穴を開けました。真田紐なら「−」形状の穴のほうがより良いのかもしれませんが、まあ面倒なのでそこまではこだわりませんでした。
3)紐通し
汚れが目立つかもしれませんが、明るい色にしたかったので、この色にしました。
長さは3m(片足1.5m)でぴったりです。
この紐もまさかおじさんのサンダル紐になって足に巻かれるとは思ってもいなかったでしょう。
紐の巻き方に関しては初号機同様同じYou Tubeの動画を参考にしました。
真田紐では二度目ということですが、しっかりすっかり忘れていて、改めてあれこれ考えながらやることになりました。
↑この作り方解説では次の動画で裏面にゴム糊で結び目を塗って切れないように補強するとしています。しかし私はそれをしていません。紐が切れたらまた紐を通せばいいと思っています。初号機はゴム糊を使いましたが、これがどうももっこりして気になるのです。気にし過ぎかもしれませんけどね。
4)完成
紐先端部分の処理はあえてひと結びしただけで、放置することにしました。
脱ぎ履きの時は特に解いたりせず、ソールを曲げて紐にたるみを作り足を入れているだけです。紐の緩みなどはそんなに発生しません。
パラコードと違い平面なので食い込みも感じません。
5)比較
手前から初号機、弐号機、参号機です。
弐号機はパラコードをもう一回新規蒔き直して見るか真田紐で作り変えるかなんとかします。
こうしてあれこれ苦労と楽しみの同居した工作で無事完成したわけです。
朝の犬の散歩ジョギングでは靴下を履くのが面倒という理由だけで、毎回利用しています。