自然薯を収穫しました。そのお話
まずは過去のエントリーでおさらい
私がホームセンターで購入した自然薯の種芋。コレをクレバーパイプを使って植えました。
「むかご」を採取して食べた話。
あまり世にでるものではないのですが、結構美味しかったよ。
で
収穫の話
11月になり、地上部のツルは枯れました。そろそろ掘り起こす時期になったようです。
枯れたツルを写真残しておけばよかったのですが、すっかり忘れていました。
こちら↑はマルチを剥がしてツルが生えていた場所が分からなくならないように棒で指している写真です。
植えた時、購入した種芋はクレバーパイプに入れるのではなく、その外に設置して、種芋からツルの芽と根を伸ばします。根がきちんとクレバーパイプの中で伸びてくれるか心配でした。根に目があるわけでもないので、そう都合よくパイプの中で成長するのか?疑問でした。
結果、8/10きちんとクレバーパイプの中で育っていました。
↑クレバーパイプを埋めた断面写真。
埋める時、小さい重機(パワーショベル)で掘りました。重機なので調子に乗って深く掘れたので、この様に深く埋めてしまいました。掘り返すときは折らないように慎重になるので人力で堀ざるを得ません。結果とても大変でした。埋めるときも人力なら深く掘れないので、こんなに深くはならなかったと思います。もっと浅く、パイプの角度も浅く埋めてよかったと思います。
掘り返したクレバーパイプ↑10本。このパイプは10本セットで販売されていたため、種芋が5本セットだったため、さらに5本買い足しました。
パイプの中は砂を入れています。栄養がない方がいいそうです。
で、
パイプの中を開けると
しっかり出来ていました!
初めてでこの出来栄えは感動です。
記念撮影
さて、ところで気になっていたのは
改めて今さら名称問題「長芋」「山芋」「自然薯」
せっかく作った生産者としては「自然薯」として誇りたいものです。
天然ものが自然薯で今回みたいに作ったのは「長芋」「山芋」だろ〜
というのが世の中的な意味合いになっているようです。
確かに、よく日食べてみたのですが
美味いです。美味いんですが、やっぱり世の中流通している「長芋」に近い感じは否めません。サラッとしているのです。箱に入っているボコボコの自然薯のようなねっとりと濃い風味のソレではないことは認めざるを得ません。多分子どもが食っても口の周りが痒くなることもないともいます。
反省と今後の課題
1:もっと本数作る
ぐうたら農家としては3月に植えて11月まで放置できるこの作物はかなり魅力的です。もっと作付面積を増やして、収穫量を増やしたいものです。
2:重機は使わず、浅く埋める
掘るのが大変になります。
3:「むかご」もきちんと収穫する
味だけならむかごの方が風味が強く美味しいと思います。お酒のつまみと考えると、こちらのほうが人気の様です。SNSにアップした時、こちらの反応もかなりありました。
4:種芋もきちんと厳選
ホームセンターで買うのではなく、きちんと厳選してみるのもいいのかと思いました。
種芋時点で「自然薯」を名乗っているんですから、完成すれば「自然薯」だろ!
という作戦。風味の違いなど種類もあれこれ植えてもいいのかもしれません。
おわりに
農産物って店先に並ぶと、さほど価格が高くないのが常ですが、これに関してはできが良ければそれなりにいい価格になっているので夢が膨らみます。
5,000円規模の価格のものを作っているって、作り手としては宝探しのようなワクワク感もありました。今後も色々研究したいと思います。
「ねばり勝ち」っていいネーミングですね